Column40代〜50代の女性向けゆるれこコラム

デリケートゾーンに乾燥を感じたら。ケアを始めてみませんか?

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デリケートゾーンの乾燥

顔や手が乾燥するように、デリケートゾーンも乾燥することをご存知ですか?特に更年期時期になると感じやすくなる人が増えてくると言われていますが、その代表的な原因には、女性ホルモンの減少が挙げられます。女性ホルモンが減少することによりコラーゲンを増やす力や水分を維持する働きが低下してしまい、肌が乾燥したりハリを失ったりします。デリケートゾーンが乾燥すると、刺激に弱くなり摩擦で痛みを感じやすくなったり、おりものによるかぶれから、かゆみに繋がることも。

生理の悩みは共有できても、デリケートゾーンの悩みやケアについてはなかなかシェアしづらく、友人との会話に上がることは少ないのではないでしょうか。会話の表には出て来ていなくても、更年期の女性なら知識として持っていた方がいい、デリケートゾーンのケア方法などをご紹介していきます。

専用ソープでやさしく洗いましょう

デリケートゾーンも肌の一部。最近はフェムケア商品として専用ソープも多く出回っていますが、一般的なボディーソープとどう違うの?と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。わかりやすくお答えします。

一般的に石鹸やボディソープは、洗浄力の高いアルカリ性のものがほとんど。しかし、デリケートゾーンの皮膚は非常に薄く刺激に弱いため、一般的な石鹸やボディソープを使用するのはお勧めしません。身体全体のpH値が4.5~6.0なのに対して、デリケートゾーンのpH値は3.8~4.5の弱酸性。そのため、洗浄力が強い一般的な石鹸やボディソープで洗ってしまうと、デリケートゾーンに本来備わっている自浄作用として働く善玉菌を洗い流してしまうことになるため、かゆみやにおいなどのトラブルが発生することもあるので注意したいですね。

やさしく、清潔に

デリケートゾーンは刺激に弱いため、強く擦ったりしないよう、また清潔に保ってあげましょう。トイレットペーパーを使うときは優しく押さえる、またナプキンやライナーシートはこまめに取り替えるなどソフトタッチ&こまめなケアをすると良いでしょう。おりものや尿がついたまま長時間放置しておくと、雑菌が繁殖しニオイや痒みなどトラブルの原因になる場合も。またデリケートゾーンの清潔を気遣うあまりウォシュレットを使いすぎてしまうのは、逆に乾燥につながりやすくなります。使用する際は1日に1~2回程度を目安に使用してみてくださいね。

大豆イソフラボンを摂取して体の中からサポートを!

体の中からケアしてくれる、とても心強いサポーターは「大豆イソフラボン」です。
減少する女性ホルモンの代わりのような役割をしてくれるといわれており、分子の構造が女性ホルモンに似ているため、女性ホルモンと同じような働きをすることが期待されています。
豆腐や味噌、豆乳などの大豆製品に含まれているので、1日に1回はお味噌汁を、湯豆腐・冷奴・麻婆豆腐など、献立のなかに意識的に取り入れるなどして是非積極的に食べるようにしたいですね。手軽に飲める豆乳もお勧めです。


肌のケアやカラダの不調には気付きやすくても、デリケートゾーンの変化を見逃していたり、ケアをすることを後回しにしてしまっていませんか。なのに痛みや不快な感じがあると、日常生活に影響をきたしてしまうほど繊細なパーツとも言えます。体の中でも特に皮膚が薄くて繊細なので、ぜひ気にかけてあげてほしい部分です。今はケア商品も気軽に買える時代ですので、体のパーツの一部として積極的なケアを行っていきたいですね。