「なんだか疲れやすい・・・」「眠りが浅くなった」 などの体調の変化に気づいてしまうと、余計に気になったり悩んでしまったりするものですよね。女性のライフステージは「思春期」、女性ホルモンの分泌が安定する「性成熟期」、閉経を迎える「更年期」、そして更年期以降を「老年期」の4つに分けられます。そのうちの1つ更年期は、閉経の年齢をはさんだ前後5年、トータルで約10年間のことをさします。40代に入ったら誰しもが意識しておくべき、と一般的にいわれています。
また、「更年期に入ったかも？」と考えられる、わかりやすいカラダのサインが月経の乱れ。女性ホルモンの分泌の急激な低下からホルモンバランスの乱れが起こり、その影響からいろいろな不調があらわれてきやすいのも特徴です。

症状の出方には個人差がありますが、カラダにあらわれる症状とメンタル面にあらわれる症状が主にあります。

＜カラダにあらわれる症状＞
肩こり、疲れやすさ、のぼせ、頭痛、不眠などに悩まされる方が多く、その他には発汗（ホットフラッシュ）、顔のほてり、めまい、動悸、腰痛、関節痛、冷えなどがあります。

＜メンタル面にあらわれる症状＞
イライラしやすくなる、意欲の低下、気分の落ち込みなどのうつ状態などがあり、個人差が大きいのが特徴です。

まずは気になる症状を書き出してみましょう。「今日はここがしんどい」「こういうときにカラダが疲れる」「○○するとカラダが楽になる気がする」といったようなことや、症状の変化があれば、日記のように書いてみることで、現状を把握することにもなりますし、書いておくことであとから見返すことができて便利ですよ。
ゆるれこの「気分と体調の記録」で入力できる「ひとことメモ」を活用するのもおすすめです。

更年期の症状について理解を深めることはできましたか？次回は、更年期を快適に過ごせるようにサポートする、セルフケアを紹介していきます。