見た目年齢を上げてしまうシミ。鏡を見たときにいつの間にかシミができていたり、濃くなっていてびっくりした!なんてことはありませんか?
40代〜50代の更年期時期にできるシミは主に2種類。紫外線が原因となる「老人性色素斑」と、女性ホルモンの乱れが原因となる「肝斑」があります。
紫外線や女性ホルモンの乱れの影響により、肌内部にあるメラニンを作るメラノサイトという場所が活性化し、黒色メラニンを作ります。通常の場合、肌の生まれ変わりのサイクル「ターンオーバー」でメラニンは肌の表面に押し出され剥がれ落ちます。しかし長年の紫外線によるダメージが蓄積されたり、年齢とともにターンオーバーの周期が乱れたりすることで、剥がれ落ちるはずのメラニンが押し出されずそのまま居座り続けて「色素沈着=シミ」となってしまいます。
一度シミができると鏡を見るたびに気になってしまいますよね。ここまではシミができる仕組みを紹介しました。それではさっそく、いまと未来のシミを防ぐために、知っておきたいセルフケアを3つ紹介していきますね。
シミが増えないように、濃くならないように、紫外線対策が大切です。紫外線は夏だけではなく年中、また雨や曇りの日でも降り注ぎ、室内にもガラスを通して入ってくるので、日常的に日焼け止めを塗るのをお勧めします。
日焼け止めにはさっぱりタイプ、しっとりタイプとさまざまあるので、肌タイプや季節に合わせて選んでみてくださいね。ちなみに最近は、手を汚さずに塗れて、塗り直しもしやすいスティックやスプレータイプの日焼け止めも注目されていますよ。
シミ対策に効果的な成分を含んだスキンケアを選ぶことも大切。「ビタミンC誘導体」は、シミの原因となるメラニンの生成を抑えるとともに、血行を促進し肌のターンオーバーを整えメラニンを押し出すサポートも期待されている成分です。シミをできにくくしたいときにぜひ試したい成分ですよね。さらに、コラーゲンを作るように促す働きもあるといわれているため、シワやたるみのケアにもおすすめな成分のひとつ。
ドラックストアなどで販売しているスキンケア商品にもビタミンC誘導体を含むものが並んでいるものもあるので、試してみてはいかがでしょうか。
ぜひスキンケアを選ぶ際にはパッケージの裏などに書いてある成分にも注目してみてくださいね。
紫外線対策やスキンケアに合わせて、カラダの内側からもぜひシミ対策を。先ほどお話ししたスキンケアのビタミンCは体の中からのケアにもお勧めで、食べることでもメラニンの過剰な生成を防ぐことが期待されています。
キウイやイチゴ、じゃがいも、カボチャなどに多く含まれていて、じゃがいもやカボチャのビタミンは、熱に強いため加熱してもビタミンCが失われにくいのも嬉しいポイント。
1日の適量は100mgなので、じゃがいもだと2個程度、キウイだと2個が目安。カレーやポテトサラダでじゃがいもを、デザートにキウイを、など分けてとるとあっという間に1日の目安が手軽に摂れますよ。
また、肝斑は女性ホルモンのバランスが崩れることが理由とされているため、女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用を持つ大豆イソフラボンを摂ることもおすすめ。納豆やお味噌汁など手軽に取り入れやすいものからチャレンジしてみましょう。
普段の生活で簡単にできそうだな!と感じていただけたことはありましたか?ちょっとしたケアが将来の肌につながるはず。ぜひお試しください。