あなたの頭痛は、どんな痛みですか?頭が痛いとやる気が起きなかったりやりたいことが後回しになってしまったりと生活の質の低下にもつながる由々しき事態に。
更年期の頭痛はホルモンのバランスの変動、特にエストロゲンの減少が原因となることが知られていて、その特徴としては頭の片側だけ痛くなったり、脈打つ感じがしたり、吐き気や光や音に敏感になることも。また、ホットフラッシュや不眠、イライラなどの更年期特有の症状と連動することもあると言われています。まずは頭痛の特徴を把握して、自分に合った効果的な対処法を見つけていきましょう。
🔸女性ホルモン量の変化
更年期時期は卵巣からのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少し、ホルモンのバランスが変動します。 女性ホルモンは血管の収縮と拡張を支えるなどの機能を持つため、減少することにより頭痛が引き起こされやすくなるとなると言われています。
🔸生理との関連
月経周期と関連し、特に月経前症候群(PMS)や月経後、閉経前後などのホルモンの急激な変動が頭痛を引き起こすことがあります。
🔸神経系の影響
更年期のホルモンバランスの乱れは神経系を過敏にする要因にもなります。外部の刺激や体内部の変化に対して敏感に反応することにより引き起こされる時もあります。
🔸ストレスや不規則な生活環境
更年期は体や心の変化が起こりやすい時期。ストレスや不規則な生活、睡眠不足なども頭痛の原因になることがあります。ストレスが強いと身体がこわばって、頭頂部の筋肉も緊張してしまい結果、頭痛につながる可能性があります。
ホルモンバランスの変動から、血管や神経系へも影響あり、更年期にはいくつかの要素が組み合わさって頭痛が起こりやすくなっているのですね。
🔸片頭痛
片側性の激しい痛みや吐き気、光や音に敏感になる症状が特徴。 体を動かすと痛みがひどくなる。
🔸緊張型頭痛
頭全体に広がる鈍痛や圧迫感が続くことが多く、頭皮や首筋の緊張も感じやすい。同じ姿勢で長時間過ごしている時や、肩こりと一緒に痛くなる。
🔸更年期特有の頭痛
ホルモン変動による片頭痛の増加が挙げられます。歩いているときや階段の上り下りしているとき、ホットフラッシュやイライラ・不眠などと同時に起きることがあり、ホットフラッシュが起こる前とかに頭痛がする、と言う経験をされる方もいるようです。
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頭痛のときに感じる痛み、どのようなものが多いでしょうか。頭痛にも種類があって症状が異なることを把握しておくと、予防対策や痛みのケアをすることができますね。
🔸もし頭が痛くなってしまったら
・偏頭痛の場合
体を動かすのやめて、静かな場所へ移動できると良いですね。安静にし痛みのある部分を冷やしてみましょう。カフェインの摂取は控えてくださいね。
・緊張系頭痛の場合
ずっと同じ姿勢だった場合は、血行を良くするためにストレッチをしてみましょう。偏頭痛の時とは違い、痛みのある部分を温めてください。じんわり痛みが和らぐでしょう。
🔸予防ケアのためには
・生活習慣の改善
バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけることで、自律神経が整い頭痛が起こりにくくなるとされています。ストレス管理やリラクゼーション法実践も効果的です。
・リラックスする時間を作る
呼吸が浅くなったり、常に緊張していることはありませんか?首を回すだけの簡単なストレッチや深呼吸も痛みを和らげるのに役立つと言われていますよ。
🔸症状がひどく続く場合は
・クリニックや専門家への相談
頭痛の症状が重く、日常生活に支障をきたす場合やセルフケアが効果的でないときには、クリニックへ相談しましょう。漢方などで痛みを和らげる方法もありますよ。忙しく通院する時間の確保が難しい場合には、オンライン診療の利用も検討ください。
更年期の頭痛は女性にとって辛い症状の一つで、個人差があるものです。自分に合ったケアを行うことで一時的に和らげることもできます。 辛いときには我慢せずにクリニックや専門家に相談してくださいね。少しでも頭痛に苦しむ時間が減って、快適に過ごせますように。