「肌がカサカサしている」「洗顔後つっぱる感じがする」など、肌の乾燥を感じたことはないですか?夏は外気の暑さと室内の冷房の寒暖差に、冬は乾燥したお天気や暖房のせいで、1年中乾燥が気になる方も多いのでは。年齢を重ねていくと肌のうるおいを保つ水分や油分の分泌が減少することもあり、赤ちゃんのようなプルンとした肌が懐かしくなることも。
また乾燥している肌の状態はツヤが失われたり、、外部刺激から肌を守るバリア機能も低い状態のため、かゆみやヒリヒリとした痛みを感じやすくなったり、紫外線からのダメージを受けやすくなるためシミが目立ってくるなど、さまざまな肌トラブルの原因になることも。
水分が適切だと多少の刺激も跳ね返せるバリア機能がきちんと働くように。また潤いのある肌はハリやツヤもあるため、若々しい印象に。潤いって本当に大切なんです。
では乾燥しないお肌を目指すために気をつけたいこと、ケアはどうすれば?の疑問にここからお答えしていきますね。
🔸環境によるもの
冷房・暖房の長時間利用による空気の乾燥や冬場の冷気などによるもの
🔸生活面によるもの
クレンジングや洗顔で皮脂を過剰に落としてしまうことや、不規則な生活リズムや栄養不足で肌の生まれ変わりのサイクル「ターンオーバー」が停滞してしまうこと。
この2点が乾燥の原因といわれています。
適切なうるおいケアの方法を理解し、肌トラブルが起こりにくいお肌作りを目指しましょう。
ここからは生活面、環境面の双方から簡単に今すぐ試すことができる肌のうるおいを保つ4つの方法をご紹介していきます。
朝の洗顔は水だけで、という方もいるかもしれません。水洗いのみだと、就寝中の肌汚れを十分に落とすことができません。洗顔料を泡立てて優しく撫でるように洗いましょう。また洗い流すときは、熱いお湯はNG!肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌を乾燥させる大きな原因となってしまいます。ベストな温度は32~38度。触ってみて少し暖かいかなと感じるぐらいが目安です。この温度は洗顔後も肌の水分量を保てる温度といわれています。
また拭き取るときも肌に摩擦を与えないように手やタオルも肌に優しく触れるように心がけましょう。
スキンケアで重要なことは「水分と油分のバランスを整える」こと。化粧水は水分を与え、保湿をする、また肌のキメを整え、次に使うスキンケアアイテムのなじみをサポートする役割が。乳液・クリームは、化粧水で与えた水分を肌から蒸発しないよう “ふた”をし、バリア機能を高めやわらかな肌へと導いてする役割があります。商品に書かれている適量を使うことで、効果が発揮しやすく設計されているので、目安を守って使うようにしましょう。
乳液とクリームはどちらかだけでも、もしくは併用もOK。季節や部分によって使い分けたり、深刻な乾燥にお悩みの方は併用して使うといいですね。
スキンケアは摩擦を与えないように優しく顔にのせ、最後はなじませるように手のひらで軽くプレスしてあげてください。力をかけて塗り込むような動作はNGです。
乾燥肌の対策に、食べ物で摂取するインナーケアもしてみませんか?
ハチミツは、肌の保湿成分であるアミノ酸が含まれており、水分保持をする役割があるためおすすめです。体の中からうるおいを補充することで、更年期時の女性に起こりがちな冷えなどの不調にも効果的が期待されます。摂取目安は1日に大さじ1~2杯程度。ホットケーキやヨーグルト、紅茶やホットミルクなどに少し垂らすとおいしく摂取できますね。糖分でもあるので、摂りすぎには気をつけてくださいね。
季節に関わらずエアコンをつけている場合、室内はかなり乾燥した状態になるので加湿対策をしましょう。肌のために理想的な湿度は60〜65%と言われています。加湿器がない場合は、コップに水を入れてテーブルの上に置いたり、観葉植物を置くことでも効果を期待できますよ。自宅だと洗濯物を部屋干しにすることで乾燥対策ができます。リビングルームと寝室の両方の環境を整えたいですね。スマホの無料アプリでも湿度がチェックできるので、ぜひ部屋の湿度を確認してみてくださいね。
日常の中で少し気をつけたり、取り入れたりすることで乾燥対策になり、肌のうるおいを保つことにつながりますよ。小さな積み重ねですが、行っていくうちにトラブルが起きにくい肌を目指せるかも。ぜひ取り入れてみてくださいね。