はっきりとした腹痛があるときはもちろんですが、なんとなくお腹が痛い…の症状が続いたりすると、何をするのにも億劫になってしまったり、外出の時に不安になったりと、生活の質の低下にもつながります。
腹痛の原因はいろいろありますが、今回はストレスからくる腹痛に対しての対策をお伝えします。
深くゆっくりとした呼吸をしてみましょう。緊張を解くことでリラックス状態に導き、ストレスホルモンの分泌を抑制するよう、サポートをします。お腹が痛くない時でも毎日数分間、静かな場所で深呼吸を行う習慣を持てると良いでしょう。
また腹痛が軽度な場合、優しくおへその周りを円を描くようにマッサージすることで痛みが緩和されることがあります。合わせて手のひらで少しお腹を温める、温熱パッドや温かい湿布を当ててみる、など温めることが腹部の緊張を和らげるのに役立ち、腹痛ケアにつながります。
十分な睡眠はストレスへの対抗力を高めます。規則正しい睡眠習慣、例えば毎日同じぐらいの時間に寝て、朝も同じぐらいの時間に起きる、また寝る前は少し明かりを落としてゆったりとした気持ちで過ごすなど、睡眠の質が向上するような行動を心がけると良いでしょう。また寝る時の環境、特に温度が良い眠りにも影響するそうで、寝室の温度は約18~22度が快適であると言われています。季節に合わせ、適切に冷暖房を使うなどの対策をおこないましょう。
感情やストレスを友人や家族とシェアすることで、もやもやした気持ちや不安が軽減されることがあります。抱え込むとストレスはどんどん蓄積されて行きがちに。気の置けない人との楽しい時間をぜひ持ってみましょう。難しい場合はイライラを紙に書き出して破って捨てる、という作業もおすすめです。紙に書き出すことでイライラや不安の吐き出しにもなりますし、書いていくうちにストレスの元が何によるものかが客観的に分かったりして、心の整理につながることも。また紙をビリビリと破る行動だけでも、スッキリ感が味わえていいものですよ。
ストレスからくる腹痛は、痛みのケアもさることながら、腹痛を呼び起こしているストレスをいかに軽減させるか、が大切になってきます。
ストレス軽減対策については複数の記事を掲載しているので、そちらも参考にしてみてくださいね。