若かった頃とは違って疲れやすい。疲れがとれない。
悩んでいるのは自分だけなの?
40~50代になってから、そういえば最近気になるかも…と思い始めたことはありませんか。
本コラムでは、女性の皆さんが感じている心身の変化を、当社のアンケート結果をもとにお伝えします。
※このコラムは株式会社オノフによって全国の40~50代女性3,000名を対象におこなった、更年期症状や美容・健康などの意識調査(2022年8月)をもとに構成しています。
🔸体力
具体的に衰えを感じるのはどんな時でしょうか。体調面では「疲れやすい」と答えた人が半数以上もいました。睡眠面においては、「寝ても疲労が抜けない」「眠りが浅い」などの悩みをもつ人がいずれも3割いて、睡眠による疲労解消がうまくできていないこともわかります。
🔸肌
肌に関しては、「シミ・くすみ」、「シワ・ほうれい線」が気になるようになった人がほぼ半数もいます。洗顔やお化粧をするときに鏡を毎日見ますが、こんなところにシミがあった?と急に思うことがあるようです。
🔸体重・体形
体重の増減だけでなく、「下腹がぽっこりしてきた」「たるみがでてきた」「余分な肉が増えた」といった体形の崩れによる変化を感じている人がおよそ4割と高くなっています。食事面においては、「一度に食べる量が減った」人が2割近くいて、それに続き「間食が増えた」人が多く、食習慣そのものの変化が見られますね。
🔸メンタル
感情・メンタル面において、「やる気が起きない」が最も多く、次いで「不安を感じる」「イライラしやすい」人が多く、これらは少なくとも2割以上に見られました。
40代前半では92%以上、40代後半では71%以上の人が「月経あり」と回答。日本人女性の平均閉経はおよそ50歳と言われている通り、50代では「月経あり」は12%以上と、「月経あり」の人がかなり減少します。
更年期の症状について、40代前半では1~2%のごく一部の人がすでに更年期が終わったと感じていますが、過半数がまだ更年期ではないと感じ、45%の人が現在進行形で更年期症状を自覚しています。40代前半は、症状の有り・無しが半々といった感じですね。
40代後半に入ると、70%もの人が何らかの症状を自覚。40代前半に比べてグッと増えています。それでも、25%の人は更年期とは感じずに過ごせている様です。
50代では、60%の人が更年期症状を自覚していますが、30%近くが更年期の終わりを感じていて、40代後半の人より症状を自覚する人の割合は減っています。
ちなみに、更年期症状を自覚しているどの年齢の人も、それをきっかけに通院している、通院経験が無いなど人によりさまざま。40~50代の全体の6割以上は今、この瞬間にも何かしら不調を抱えていることがわかります。
20~30代だった頃と比べ、特に体力や肌について確実に変化を実感していることがわかりました。閉経がくるタイミングと、更年期かもしれないと思い当たる時期は重なります。多くの女性が症状と付き合いながら日常を送っているのです。
次回のコラムでは、更年期症状はどういうものなのか、ホルモンとの関わりについても具体的にお伝えします。
🔸 【更年期の基礎②】私の体はどうなってしまうの?知っておきたい更年期症状のポイント