Column40代〜50代の女性向けゆるれこコラム

天気が悪いとPMS・更年期がひどくなるってホント?

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監修の先生

佐藤 純

気象病にまつわるケアコンテンツ監修

佐藤 純 さん

医師・医学博士。名古屋大学教授を経て愛知医科大学客員教授、
中部大学生命健康科学研究科教授。愛知医科大学病院疼痛緩和外科・いたみセンターにて日本初の「天気痛外来」を開設。気象病、天気痛研究・診療の第一人者。テレビ等マスコミでも多数活躍中。

多くの女性が悩みを抱えるPMS・更年期

PMSとは、「premenstrual syndrome」の略称で月経前症候群のことです。個人差はあるものの、生理の3日前から10日前に、イライラ、だるさ、むくみ、肌荒れ、情緒不安などの、身体的・精神的な不調が現れます。
また更年期とは、閉経前後の10年を更年期と定義しており、個人差はありますが、平均的には40代から更年期にさしかかるといわれています。PMSと症状は似ているものの、そのほか顔のほてりやのぼせ、急激な発汗などの症状が出るのが特徴です。

天気との関係性

天気の崩れや季節の変わり目は、頭痛などさまざまな体調不良を起こす場合がありますが、実はPMSと更年期の症状にも影響することも。これらは、自律神経というカラダの体温や代謝など、カラダの機能をコントロールする神経が乱れることで症状が深刻化します。天気が崩れることで自律神経にストレスを与え乱れることがあるため、無関係とはいえません。

誰でもできる!セルフ予防

天気や季節から受ける自律神経の乱れをコントロールすることは難しいですが、自分でも自律神経を整える工夫として、一つ身近なものを挙げるとスマートフォン対策があります。夜眠る直前まで、スマートフォンをさわるくせがついていませんか?スマートフォンやパソコンの画面から出る光は刺激がとても強く、脳が興奮した状態になってしまいます。寝つきが悪くなったり、睡眠の質が悪くなったりと、寝ても疲れが取れず、自律神経が乱れてしまう悪循環につながってしまいます。
今日から寝る前にはスマートフォンを置いて、暗くした部屋で目を閉じて眠ってみませんか?習慣づいていていきなりは難しい…!という方も、スマートフォンを夜間モードにしてみたり、ブルーライトカットの画面フィルムを使ってみることなどから始めてみてはいかがでしょうか。