疲れやすい、体がだるい、気分が晴れない、イライラする…そんな毎日が続くと、元気もやる気も家出しちゃって空っぽな状態になりますね。数年前の自分なら簡単にテキパキやってのけた仕事や家事も億劫に感じたり、思った通りに行かずに自信を無くしたり、周囲の人に「怠けている」と思われてしまわないか、不安になることもあるかもしれません。そんな考えを巡らすうちにななんだか心も体も疲れてしまって、無気力になってしまったのではないでしょうか。頻度の差はあれど、更年期前後の女性であれば誰にでも訪れやすいと言われている感情でもあります。
更年期前後では、ホルモンの変化や様々な生活の変動により、気持ちが不安定になりがちです。ですが自分にがっかりしたり、傷ついたりしなくても大丈夫です。あなたの毎日の頑張りが否定されることはありません。少しだけ家事や仕事などのペースを落として、自分を休めてあげられる時間を持てるといいですね。
この無気力の期間を抜けた後には、気分もスッキリ、前向きに暮らせる日が訪れる、そんな気持ちを持ってもらいたい。今少し低迷気味なだけ。そんなあなたに知っておいてほしい、気持ちの持ち方と対処法のアイディアをご紹介します。
無気力な時期が訪れたとき、まず最初に大切なのは自分を責めないことです。無気力は一時的なもので、ずっと続くものではありません。また、あなただけではなく誰もが経験するものです。焦らず、自分に寛容でいてください。
無気力に苛まれていても、日常は過ぎていきます。毎日やらないといけないことはありますよね。そんな時は、小さな目標を立ててみましょう。今日はゴミ出しだけやれば100点、今日はこの会議だけ出席すれば大丈夫、といった最低限の小さな一つに注目するのです。できる限り小さなことに設定すると、それさえ達成できたら今日は満点。と自分に太鼓判を押してあげられますよ。
この無気力な状態から早く抜け出さないと…と気負わなくても大丈夫。今はそんな時期、仕方ないと流れに身を任したままでいる時間も大切。海を漂うクラゲや、空を流れる雲をイメージしてください。自分の意思ではなく、波や風にゆらゆら連れられてどこかへ運ばれていくのです。そんなふうに「ぼーっとする時間」を過ごせたら、体も心もリラックスにつながる入り口まできているはず。
何もしなかった時間、なんだかもったいなかった!みたいに思わないでくださいね。「何もしなかった」ことができたのは素晴らしいことです。きちんと休息の時間を過ごせたということは、あなたにとってとても有意義な時間を過ごせた、ということになります。
無気力な時期は孤独感を増してしまうことがあります。あなたは決して一人ではありません。ゆるれこを使ってもらっているユーザーは、更年期を共に過ごす仲間です。また月に1回受け取るレポートでは、かつて更年期を乗り越えた先輩のアドバイスを聞くこともできます。
身の回りの友達や家族とのコミュニケーションを大切にし、あなたの感情や状況をシェアすることで、生活を助けてもらったり心の支えを得ることができると良いですね。