ふとしたタイミングで鏡を見て気づく。なんだかボリュームがないなぁ、髪の分け目が目立ってる…ツヤがなくて乾燥してるかも…！など。気づいてからのケアでももちろん遅くはないのですが、年齢を重ねると起こりがちな髪のお悩み対策を、事前に知っておくと突然の変化にびっくり！ということもなくなるかもしれませんよね。

このような髪の悩みは、40代〜50代の女性にとってはありがちで、一般的には髪の毛の成長を促すエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、髪の悩みが起こりやすくなる、と言われています。ですが、ちょっとだけ髪の毛に意識を向けてケアするだけで、元気な髪をキープしたり、お悩みにつながる前の予防に繋げることができるとしたらいかがでしょうか。
今回は毎日の習慣としてぜひ取り入れてもらいたい、正しい髪のお手入れ方法と、ふんわりボリュームのある髪の毛をドライヤーで整える方法をご紹介いたします。

髪のもつれをほどいて、洗うときに引っかかって抜けることを予防し、泡立ちも良くするために行います。濡らす前に表面についている埃や汚れを取り除くこともできます。
髪を痛めないように、毛先をといて絡まりなどを取ってから、頭頂から優しく毛先に向かってブラッシングしましょう。

1度目で髪についたほこりや整髪料などの表面的な汚れを落として、2度目で頭皮をマッサージをしながらしっかりと落としていきます。
1度目でだいたいの汚れは落ちているので、2度目のシャンプーの量は1度目の半分程度でOKですよ。

🔸ポイント1：頭皮につけない
シャンプー、またコンディショナーは直接頭皮につけないようにしましょう。シャンプーは一度手にとってから泡立てて、コンディショナーは毛先を中心に伸ばしてください。頭皮にしっかりつけてしまうと、すすぎで十分に洗い流せず、毛穴詰まりやかゆみの原因につながることがあります。

🔸ポイント２：頭皮も顔と同じくらい優しく洗う
頭皮は顔の肌より強そうなイメージがありませんか？頭皮も顔も1枚で繋がっている同じ肌。指の腹を使って、顔を洗うようにやさしく洗いましょう。

🔸ポイント3：洗う方向は「下から上へ」
髪を洗うときは、髪の流れに逆らうように襟足から頭頂部へ向かって洗いましょう。髪全体にシャンプーが行き渡り、頭皮や髪の根元にある汚れも落ちやすくなりますよ。すすぎの際も下から上へ向かって洗い流すことで、洗い残しなく流しきることができます。

ドライヤーをかける時間の大幅な短縮にもつながります。ドライヤーで熱を当てる時間を短くすることは、髪へのダメージを抑えることにつながります。

🔸ポイント１：深々とお辞儀をする感じで下を向き、20cm以上程度離して上からドライヤーを当てる
ドライヤーが近すぎると熱で頭皮や髪にダメージを与えてしまう恐れがあるので、離して当てましょう。
お辞儀をする感じで地肌全体を乾かすことで、自然に髪全体が内巻きになり、トップにボリュームを出せます。

🔸ポイント２：地肌全体、髪が7〜8割が乾いたら、前髪や分け目を手ぐしでほぐしながら乾かす
分け目の反対側にバサッと髪を寄せて風を当てるとよりボリュームUPに。

🔸ポイント３：最後は冷風を当てて、髪にツヤを与える
髪表面で守ってくれているキューティクルを冷風でキュッと引き締めることで、ツヤのある髪に導きます。

最近は髪質改善につながるものや、遠赤外線が出て美顔器として使えるものまであるので、ドライヤーを買い替える時期になったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

髪が思い通りだとなんだか気分も明るくなりますよね。できることから始めてみて、習慣にできるといいですね。ふんわりボリューム、ツヤのある髪を取り戻しましょう！

出典：『エターナルマドンナR45編 女医が実践するいつまでたってもキレイの辞典』ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018 p230〜248