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4月からの新学期に向けて、親子で新学期を乗り越えるコツ(小学生編)

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いよいよ新学期へ突入

三寒四温とはよく言ったもので、3月は暑さ寒さを繰り返しながら、いよいよ新学期へ突入!というタイミングになりました。この時期は出会いと別れがつきものですが、学生の頃は新学期になるとクラス替えがあったりしてドキドキしたものです。

特に保育園、幼稚園から小学校への進学は、日々のスケジュール、生活する環境や内容がガラッと変わるので子供に大きなストレスがかかりやすいと言えるでしょう。

今回は新学期を前に、新たな環境で生活する子供たち、特に小学校生活にフォーカスして親や周りの大人がどうケアしていくのがいいのかなどをまとめてみます。是非参考にしてみてください。

覚えておきたい心得

🔸大前提として
新入学・進級問わず少なからず子供たちは環境の変化にさらされ、緊張します。学校から帰ってきて疲れた様子なら、早く休ませる、また話を聞いて欲しそうなら聞いてあげるなど、普段から行っていることをより丁寧に行う、またなるべく子供と一緒にいる時間をたくさん作ってみることを心がけてみてください。時々学校での出来事を聞いてみるのもいいでしょう。どんな気持ちになったのかなどを聞くことで子供の状態を知ることができます。

新小学1年生は

今まで親の送迎が当たり前の状態から、行き帰りは一人、もしくは子供達だけで学校へ行く、など今まで親がそばにいる状態での活動が多かった生活から一変して、自分だけで色々行なっていく生活へ飛び込んでいくことになります。そのため、夏休み前までは非常にストレスがかかりやすく不安にもなりやすい時期。

まずは安心感を与えてあげること。子供とゆっくり話す時間を作ったり、最初は通学を見守ってもいいでしょう。また学校の用意なども一緒に行うなど、できるだけ子供にやらせてみながら伴走する気持ちでサポートしてみましょう。

また基本的な家庭のルール、例えば帰ってきたらすぐプリントを出す、宿題をしてから遊ぶ、などをこのタイミングで作ってしまえると、その後の小学校での活動などでもうまくスケジュールが立てられるようになるのでおすすめです。

新2-4年生は

学校生活が進むにつれて、宿題や持ち物管理が重要になります。規則正しい習慣を身につけ、責任感を養っていくことが大切です。

友達関係も、共通の興味のあること仲良くなったりその関係性も変わってきます。10歳近くになると、自分を客観的に捉えることができるようになり、同時に相手と比較するようにもなってきます。そのため、仲の良い友達とも時には仲違いなどもあるでしょう。友達関係で悩んだときには、じっくり話を聞いてあげて、子供と一緒に解決策を見つける手助けをすることが重要です。

新5-6年生は

進級による期待やストレスはもちろんありますが、新学期だからということでなくこの時期はどちらかというと心のケアに重点を置くようにしてみてください。

小学校高学年にもなると、好きや嫌いを判断して行動したり、自分の意見を主張するようになるなど、まさに思春期入り口、というような頃。感情を言葉で表現する力を養い、友達や親と別の意見が出たとしても思ったことをきちんと自分の言葉で伝えて、納得いく行動へ移せるようサポートしていきたいですね。

また最近は塾通いや受験など将来の目標や夢を持ち、それに向かって努力する場面も出てきます。達成感は成長にとても大切ですが、勉強ばかりでなく、時には親や子供たち同士で思いっきり遊ぶなどメリハリをつけた生活を心がけると良いでしよう。

自身の経験にはなりますが、我が子は小学校が遠方、かつ私の仕事の関係で学校から遠い学童に一人で通うことになり、親の方がハラハラドキドキ、仕事中も心配になる、という状況がしばらく続きました。

今思えばそれも子供にとっては良い経験だったなと思います。多少不安はありますが見守ることも親として大事。そして子供も一人でできる、という経験を積み重ねて成長していくことを考えると、必ず全員が乗り越えていけるものなので、あまり心配はせず、ドーンと構えながらも、見守るところはしっかり見守って、新しい生活に子供達を送り出していきましょう。