疲れ切った毎日、体に溜まる疲労。これをパッと一瞬で解消するのは至難の業。長年蓄積した疲労感もあるでしょうし、もしかしたら最近の生活の変化が影響している可能性もありますよね。疲労の原因が特定できれば良いのですが、何だか体の疲れが取れないという毎日が続きすぎてしまうと、その状態に慣れてしまったり、どうしていいのか分からなくなってしまいます。
まずは体の疲労チェックをしてみませんか?その後に、これだけなら出来そうという体を休息させる簡単な方法をご紹介します。
🔸目が疲れる ー 仕事でパソコン画面を長時間見たり、携帯を触る時間が長い
🔸頭が重い ー 目の使いすぎ、または色々と考えすぎで脳が休まらない
🔸背中が硬い ー 座り姿勢、歩く時の悪い姿勢などが染み付いて、崩れている
🔸お腹に違和感 ー 内臓が疲れて動きが低下、または活発に動きすぎている
もう何十年も毎日使ってきている体です。慣れ親しんだ毎日の行動が積み重なって、その疲れを発している可能性があります。疲れのある箇所を使う頻度を減らし、労ったり休めてみることを意識してみましょう。
とにかく全身がだるい場合は、最近よく眠れているかな?栄養バランスの良い食事をしているかな?と振り返ってみて下さい。または季節的な影響を受けているのかもしれません。夏の屋外は暑く、室内は冷房で冷えるといった寒暖差や、湿気と乾燥の季節に対応するために体は体温調節をしますが、これが意外と疲れを感じる原因となっている場合もあります。
🔸目を閉じる、温める
ただ目を閉じるだけです。日中の活動時間の中で、目を瞑る瞬間を作ってみて下さい。目に飛び込んでくる言葉や映像の情報をシャットダウンして、目を休ませてみましょう。
目を閉じてゆっくり10秒数えてみてください。そのまま瞑想に至っても、仮眠に入ってもしまってもいいですよ。深いリラックスに繋げていくのがベストですが、忙しい時には10秒目を閉じた後に目を開けてもらって大丈夫です。
通勤電車の中や、お昼休みの時間などのちょっとした時間に試してみて下さい。トイレ休憩のたびに10秒目を閉じる、など日常の中にさりげなく取り入れてみましょう。
疲れ目やドライアイには、目の周りを温める「温罨法(おんあんぽう)」も効果的。目の周りの筋肉を柔らかくリラックスした状態にしてくれます。市販の温めるアイマスクや、水で濡らし絞ったハンドタオルを細く丸めてジップロックに入れ、電子レンジで1分温めるホットタオルを活用するのもおすすめです。目を休めることで視覚疲労やストレスをケアし、集中力の回復やリラックスへ導く効果が期待できます。
🔸手を洗う、足湯をする
手を水で洗う行為は、手の動きや水の感触に意識を向けることになるため、瞬間的なストレス軽減やリフレッシュ効果があります。清潔感もアップし、スッキリもできるお手軽な方法です。お気に入りのハンドクリームなどがあれば、手を洗った後に保湿をしながらいい香りを楽しめて一石二鳥ですね。
ご自宅であれば、足湯もおすすめです。風呂桶に40度程度のお湯を張って15~20分程度足を浸すだけ。温めることによって血行が促進し、全身の血液の循環を良くすることができます。また足には多くのツボが集中しているため、足湯で温めることで疲労回復サポートにも。1日中立ちっぱなし日や、歩き疲れた時などにお試し下さい。
🔸寝転ぶ
ソファーやベッド、ヨガマットの上など全身の力を抜いて仰向けに寝てください。立ち姿勢の時に感じる疲労感や筋肉の緊張感を和らげることができます。
ヨガのポーズでは「シャバーサナ」と呼ばれ、究極のリラクゼーションポーズとされています。10分のタイマーをかけるなどして、リラックスに集中してみましょう。
ポイント
・両足は肩幅に広げ、手のひらを上に向ける
・全身の筋肉の力を抜き、重力に身を任せるよう脱力する(足先から頭に向けて、徐々に体の力を抜く)
・目を閉じて腹式呼吸を意識する
今回は日常の中で簡単にできる疲労回復方法をご紹介しました。一瞬でもリラックスできたな、と実感できると、生活の質も上がってくると思いますよ。ですが根本的な問題改善のためには、疲れの原因になっていそうな生活習慣や姿勢などを見直してみましょう。
疲れが取れないと感じる日が長く続くようであれば、マッサージや整体、医師など状況に合わせて専門家に相談して下さいね。